どうも!マサです。
ドイツに住んで5年目になります。
今回はドイツの経済に特化して投稿します。
皆さんご存知の通りドイツで有名なのは車ですよね。
前回も記事にしてますが、VW、BMW、メルセデスベンツ、
アウディ、ポルシェ、オペルと誰もが知っているメーカーがずらり。
当然ながら自動車業界はドイツ経済をリードしています。
またドイツ経済だけでなく、世界の自動車産業もリードしてます。
その他に機械産業はかなり大きいです。
自動車への部品供給はもちろん、航空産業のAirbusにも大きく供給してます。
Airbusは4ヵ国の技術提携で飛行機を生産しており
その国々はドイツ、フランス、イギリス、スペインになります。
ドイツはEUで最大航空会社、ルフトハンザ航空があり、Airbusを多く所有してます。
後は、食品産業もかなり大きく、野菜・肉などかなり充実しております。
ドイツはビーガン国でもあり、健康志向が高い国でもあります。
自給自足もありますが、EUは国々が近いので近隣諸国から野菜など取り入れてます。
例えば、トマトはスペイン、イタリア。オリーブオイルはスペイン、ギリシャ、イタリア。
など、比較的他国の物が手に入りやすい環境でもあります。
反対に弱い産業はITです。
これはヨーロッパ内だけみても弱い産業になります。
最近ではキャッシュレスが進み、ドイツは最後発です。
EUでITが強いと思う国はイギリスとフィンランドです。
キャッシュレスはもちろん、ロボットなどのAIもかなり進んでると思います。
こういった強弱の産業を見てみると、日本とよく似てるなと思います。
ドイツは圧倒的、EUで一番の経済国です。
上記で述べている産業が、EUの経済もリードしてます。
そういった中、ヨーロピアンユニオン内の国の経済が悪くなったら
その悪くなった国に対してサポートや金銭面の補填をヨーロピアンユニオンがしてます。
例えば数年前のギリシャの経済悪化。
これはヨーロピアンユニオンが何千億とサポートをしました。
その補填金の割合が一番高いのはドイツです。次いでフランス、イギリス(まだEU)
近年では、イタリア・スペイン・ポルトガルが悪化しており
EUが毎年サポートしている状態です。
EUになって国々の自由移動、紙幣の統一などでものすごく生活面で便利になったのですが
ネックは自国での金融政策ができない。
紙幣がEURになった事でヨーロピアンユニオンとしての金融政策しかできないのです。
ただ、イギリスの場合は別です。紙幣がポンドなどで自国金融政策ができるのです。
そこを嫌がってイギリスは条件付きでヨーロピアンユニオンに加入した経緯があります。
まー、今はEU離脱に向けて真っ只中なんですけどね。
ですので、EUの金庫番ドイツが他の経済の悪い国をどう思っているか。
それは当然、良いようには思ってないですね。
僕のドイツ人の友達や同僚とかと話した時、やはりいい思いをしてないですね。
もし、アジアがこういったヨーロピアンユニオンの様な仕組だったら
日本は確実にリードする側なので、他諸国をどう思うかと考えたら
良いようには思わないですよね。
ヨーロピアンユニオンの加盟条件の一つとして
経済が安定してないと入れないとあるんですが
加入後、やはり悪化する国は出てきてます。
ただ、その悪化国がヨーロピアンユニオンのサポートがあるから
他の国々もそうなっていけば、ヨーロピアンユニオンの存続も疑われる。
と、いう事もなりうるかもしれません。
そういう事態になれば、ドイツが存続意義の議論を持ち出す可能性は大だと思います。
個人的な意見ですが、ヨーロピアンユニオンがあるから平和の維持。
そして、ドイツ経済もうまく回っているのかなと思ってるので
これからも、ヨーロピアンユニオンの経済悪化国とうまく付き合ってもらって
引き続き経済をリードする立場であってもらいたいです。
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